リスティング広告を始めようと考えているけれど、「Yahoo!広告とGoogle広告、どっちを選べばいいの?」と悩んでいませんか?
実は、この2つの広告プラットフォームには明確な違いがあり、ターゲットや目的によって使い分けることで、広告効果を大きく高めることができます。
この記事では、広告運用の中級者以下の方に向けて、Yahoo!広告とGoogle広告の違いを分かりやすく解説し、具体的な使い分け方法をご紹介します。

目次
- Yahoo!広告とGoogle広告の基本的な違い
- ユーザー層の違い
- 配信面・掲載場所の違い
- 費用・クリック単価の違い
- 広告フォーマットと機能の違い
- 使い分けの判断基準
- 併用するメリット
- まとめ
1. Yahoo!広告とGoogle広告の基本的な違い
Yahoo!広告とGoogle広告は、どちらも検索連動型広告(リスティング広告)とディスプレイ広告を提供していますが、それぞれ異なる特徴を持っています。
Yahoo!広告(Yahoo!検索広告・Yahoo!ディスプレイ広告)
Yahoo!広告は、ヤフー株式会社が提供する広告プラットフォームです。主にYahoo! JAPANの検索結果ページや、Yahoo!ニュース、Yahoo!天気などのYahoo!関連サービスに広告が表示されます。
特徴:
- 日本国内のシェアが高い
- 40代以上のユーザー層が多い
- Yahoo!関連サービスへの配信が強み
Google広告(旧Google AdWords)
Google広告は、Googleが提供する世界最大級の広告プラットフォームです。Google検索結果ページはもちろん、YouTube、Gmailなど、Googleが持つ膨大なネットワークに広告を配信できます。
特徴:
- 世界最大の検索エンジンのプラットフォーム
- 20〜30代の若年層ユーザーが多い
- YouTubeなど動画広告にも強い
2. ユーザー層の違い
Yahoo!広告とGoogle広告の最も大きな違いの一つが、利用しているユーザー層です。

Yahoo!広告のユーザー層
Yahoo!のユーザーは、40代〜60代の中高年層が中心です。特に以下のような特徴があります:
- スマートフォンよりもPCからのアクセスが多い傾向
- ニュースや天気予報など、情報収集目的の利用が多い
- 比較的購買意欲が高く、決裁権を持つビジネスパーソンが多い
向いている商材:
- BtoB商材(企業向けサービス)
- 高額商品(不動産、自動車、保険など)
- 中高年向けの健康食品やサプリメント
Google広告のユーザー層
Googleのユーザーは、20代〜30代の若年層が中心です。特徴として:
- スマートフォンからのアクセスが圧倒的に多い
- 情報収集だけでなく、購買行動にも直結しやすい
- トレンドに敏感で、新しい商品・サービスへの関心が高い
向いている商材:
- BtoC商材(一般消費者向け)
- アプリやWebサービス
- ファッション、美容、エンタメ関連
- 若年層向けの商品・サービス
3. 配信面・掲載場所の違い
Yahoo!広告の配信面
検索広告:
- Yahoo! JAPAN検索結果
- Bing検索結果(提携による)
ディスプレイ広告(YDA):
- Yahoo!ニュース
- Yahoo!天気
- Yahoo!ショッピング
- その他Yahoo!提携サイト(クックパッド、朝日新聞デジタルなど)
Yahoo!は国内ポータルサイトとしてのネットワークが強く、日本国内に特化した配信が可能です。
Google広告の配信面
検索広告:
- Google検索結果
- Google提携の検索サイト
ディスプレイ広告(GDN):
- YouTube
- Gmail
- Googleディスカバー
- 200万以上のWebサイト・アプリ(Googleディスプレイネットワーク)
Googleはグローバルなネットワークを持ち、特にYouTubeへの動画広告配信は大きな強みです。
4. 費用・クリック単価の違い
広告費用は業種やキーワードによって大きく変動しますが、一般的な傾向をご紹介します。
クリック単価(CPC)の比較
Yahoo!広告:
- 平均CPC: 50円〜150円程度
- 競合が少ないキーワードでは比較的安価
- ニッチな業界では狙い目
Google広告:
- 平均CPC: 100円〜200円程度
- 競合が多く、人気キーワードは高額になる傾向
- ただし、品質スコアを高めることでCPCを下げられる
最低出稿金額
両プラットフォームとも、最低出稿金額の設定はなしです。少額からでもスタートできるため、初心者でも始めやすいのが特徴です。
ただし、効果を出すためには、最低でも月額5万円〜10万円程度の予算を確保することをおすすめします。
コストパフォーマンス
- Yahoo!広告: 競合が少ない分、CPCが低く抑えられる可能性がある
- Google広告: ボリュームが大きく、多くのクリックを獲得できる可能性がある
どちらが費用対効果が高いかは、ターゲットや商材によって異なります。
5. 広告フォーマットと機能の違い
Yahoo!広告の特徴的な機能
1. サイトリターゲティング 一度サイトを訪れたユーザーに対して、再度広告を表示できる機能です。Yahoo!のリターゲティングは、設定がシンプルで初心者にも使いやすい設計になっています。
2. ブランドパネル Yahoo! JAPANのトップページに大きく表示される広告枠で、ブランド認知度を高めたい場合に効果的です。
3. プレミアム広告 Yahoo!ニュースなど、主要なコンテンツページに優先的に表示される広告です。
Google広告の特徴的な機能
1. 動的検索広告(DSA) ウェブサイトの内容を自動的に読み取り、関連する検索クエリに対して広告を表示する機能です。キーワード選定の手間を省けます。
2. YouTube広告 動画広告を配信できるのは、Google広告の最大の強みです。スキップ可能な広告、バンパー広告など、多様なフォーマットを選択できます。
3. ショッピング広告 ECサイト向けに、商品画像と価格を表示できる広告フォーマットです。視覚的にアピールできるため、クリック率が高い傾向にあります。
4. 自動化機能の充実 スマート自動入札、レスポンシブ検索広告など、機械学習を活用した自動化機能が豊富です。
6. 使い分けの判断基準

では、実際にどのように使い分ければいいのでしょうか?以下のポイントを基準に判断しましょう。
ターゲット年齢層で選ぶ
Yahoo!広告を選ぶべきケース:
- ターゲットが40代以上
- シニア層向けの商品・サービス
- 決裁権を持つビジネスパーソン向け
Google広告を選ぶべきケース:
- ターゲットが20代〜30代
- スマホユーザーがメインターゲット
- トレンドに敏感な若年層向け
商材・業種で選ぶ
Yahoo!広告が向いている業種:
- 不動産
- 保険
- 高額なBtoB商材
- 金融サービス
- 士業(税理士、弁護士など)
Google広告が向いている業種:
- アプリ・Webサービス
- ファッション・美容
- エンタメ・ゲーム
- 飲食店
- ECサイト全般
広告の目的で選ぶ
Yahoo!広告:
- ブランド認知度の向上(Yahoo!トップページのブランドパネル)
- 国内市場に特化した配信
- PCユーザーへのアプローチ
Google広告:
- グローバル展開を視野に入れた配信
- 動画を使ったプロモーション(YouTube)
- スマホユーザーへの積極的なアプローチ
予算で選ぶ
限られた予算の場合: Yahoo!広告の方が競合が少なく、CPCを抑えられる可能性が高いため、少額予算でも効果を出しやすい傾向があります。
十分な予算がある場合: Google広告の方がリーチが広く、多くのユーザーにアプローチできます。特にYouTube広告は視覚的なインパクトが大きく、ブランディングに効果的です。
7. 併用するメリット
「Yahoo!広告かGoogle広告、どちらか一つを選ばなければならない」というわけではありません。実は、両方を併用することで相乗効果が生まれます。
併用のメリット
1. リーチの最大化 Yahoo!とGoogleのユーザー層は異なるため、両方に出稿することで、幅広いターゲットにアプローチできます。
2. データの比較検証 同じ広告文やクリエイティブを両プラットフォームで配信することで、どちらの媒体が自社の商材に合っているかを検証できます。
3. リスク分散 一つのプラットフォームに依存すると、アルゴリズム変更や競合増加の影響を大きく受けます。複数のプラットフォームを使うことで、リスクを分散できます。
4. 取りこぼし防止 Yahoo!だけで検索するユーザー、Googleだけで検索するユーザーの両方を獲得できます。
併用時の予算配分例
初めて併用する場合は、以下のような配分がおすすめです:
- Google広告: 60%
- Yahoo!広告: 40%
まずこの比率でスタートし、効果を見ながら調整していきましょう。
8. まとめ
Yahoo!広告とGoogle広告の違いと使い分け方法について解説しました。最後に、重要なポイントをおさらいしましょう。
Yahoo!広告の特徴
✓ 40代以上の中高年層がメインユーザー ✓ 国内ポータルサイトとしてのネットワークが強い ✓ BtoB商材や高額商品に向いている ✓ 競合が少なく、CPCを抑えやすい
Google広告の特徴
✓ 20〜30代の若年層がメインユーザー ✓ グローバルなネットワークとリーチ力 ✓ BtoC商材や若年層向け商品に強い ✓ YouTube広告など動画プロモーションが可能
使い分けの基本
- ターゲット層: 年齢層で明確に使い分け
- 商材: BtoBはYahoo!、BtoCはGoogle
- 目的: ブランディングならYahoo!トップページやYouTube
- 予算: 少額ならYahoo!、十分な予算があればGoogle
最終的なおすすめ
広告運用に慣れてきたら、両プラットフォームの併用を検討しましょう。それぞれの強みを活かすことで、より効果的なWeb集客が実現できます。
まずは自社のターゲット層や商材を明確にし、この記事で紹介した判断基準をもとに、最適なプラットフォームを選んでください。そして、データを見ながら改善を繰り返していくことが、広告運用成功の鍵となります。
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